2021/01/04

MacBookProをMagSafe化してみた。

いっときを境に、MacBookシリーズから姿を消してしまったMagSafe。それからは普通のUSB-Cのケーブルに世代交代してしまいました。 どうにかして、今のMacでMagSafeらしい機能を導入してみたかったのでとある製品を購入してみましたのでご紹介します。
現在Macを自宅で使うときは、基本電源につなげたままで運用しているのですが挿しているにもかかわらず少し本体をずらすだけで充電が停止してしまう 事象が起こるようになりました。ワイヤレス充電でない以上、端子と端子が接触をして充電を行うわけですがやはり接触を繰り返すと「劣化」は免れないですよね。 しかも現行のMacBookシリーズはUSB-Cの端子が充電とデータ転送のどちらも行います。つまり、充電で端子が消耗してしまうとデータ転送にも障害が生じる可能性もあります。 なので、今回このリスクをできるだけ減らすためにとある製品を導入しました。

さっそく製品へ...

今回購入したのは「USB-C Magsafe for MacBook」。アマゾン価格で2299円です。 内容物は本体のみで、常にMac側につけておく部品(画像左)と充電ケーブルにつなげておく部品(画像右)です。
この製品は、充電とデータ転送の両方を行うことができます。スピードに関しては、ハブを直接繋ぐときと比べると若干下がる印象がありました。
この製品を介して充電しながらPCを使うと若干の発熱が認められましたが通常範囲内であると判断できました。
若干、つくりに安っぽさを感じる点はありますが、メインはアルミでできているので悪くはないと感じました。 iPhoneなどでもこのような製品が出ていますが、それがPCになるとどうなるのでしょうか。それも踏まえいろいろみていきたいと思います。

本体につけてみる。

本体につけてみるとこのような感じです。マウスのレシーバーほどのサイズのものが常に本体に付属するような感じになります。 特に、簡単にぽろっと取れてしまうような心配はなさそうです。(個体差はある可能性はあります)
ただ、恐れていたことが起きてしまいました。それは、「干渉」です。最近のMacBookシリーズでは必須なUSBハブですが普段使用しているものと干渉を起こしてしまいました。 これでは本末転倒ですね......。
本体側端子が1.8cmあるのでもしご購入されるかたは予め計測をおすすめします。
また、本体の仕様上強制的にL字のかたちになってしまいます。もし、PCに対して直角に挿せるいまの環境に恩恵を受けている場合はお勧めしません。

充電速度について

実はこの類の製品には、接点の数(ピン数)に種類があるのですが、今回は20ピンのものを購入しています。理由は極力この製品を介することによる充電速度の低下を減らすためです。 ですが、やはりロスは生じるだろうという仮定のもと充電時間を比較してみます。
条件
  • 電池残量:20%→100%(充電中はスリープ)
  • 気温:室温
結果
  • 今回の製品を用いる場合:1h40min
  • 用いない場合:1h43min
まさかの結果になってしまいましたが、±5分は誤差の範囲内と判断できるので、速度の低下はみられなかったという実験結果になりました。 こういった製品を介すると、大体速度が低下するので今回の結果は意外でした。ピン数の多いものを購入したためこの結果を出せた可能性は大きいです。

メリット

MagSafeのいいところを簡単に導入できるのは大きいです。本体の端子の劣化を防ぐために購入しましたが、ケーブルに足が引っ掛かりそこにつながっている本体まること落下してしまう というリスクが低下したのは個人的にとても安心です。カラーもMac本体にマッチしているので使用するときの外観のまとまりは社外製の割にはあるかなという感じです。

デメリット

やはり、一番に挙げられることは干渉です。Amazon購入ページで公式の寸法が公表されていますので要注意です。(当方は見逃しました)
また、製品の仕様上比較的強力な磁石を搭載しているので機器の取り扱いにはご注意する必要があります。)
本体が小さいので、なにかの事情で一度PCから外してしまうとどちらかのパーツを紛失するリスクもあるなと感じました。気をつけないとですね。

まとめ

iPhoneでも、同様な製品が出ていますが、iPhoneは無接点充電ができるのでそこまで大きな恩恵は感じれないのではないかと考えています。 ですが、これがPCになると話は別です。SurfaceなどにはMagSafeのような機構の充電器が残っていますが、Appleノートは全てUSB-Cに置き換わっています。端子の消耗が怖いかたや、ワンタッチでコネクタを取り外ししたい方、価格的にも学生でも実験的に導入できる価格帯なので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
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